続・神童と犬。

11月1日、111（ワンワンワン）で、犬の日だそうだ。 
しょーもないだじゃれだ。

なら1月1日で ワンワンのほうがよさそうだが 
さすがに元日を犬の日にするのは気が引けたのだろう。 
11月11日では無駄吠えしてるみたいだしね。 

先週末は前の日記で書いた 
ゴルフ好き予備校講師の友人とラウンドした。 
かつて本当に神童だったかは別として、ゴルフは下手だ。 
ただ数学のカリスマ予備校講師だけあって 
身体の動かし方がメカニカルで正確きわまりない。 
正確に同じボールの軌道、同じ場所に3連続OBを打った時は

さすがと、敬服した。 
同じ入射角、同じ力量で、正確にボールとクラブが当っている。 
ただ残念なことに計算式のどこかに誤りがあって 
目標の方向が60度ほどずれていただけだ。 
ま、ゴルフの話なんかどーでもいい。 

彼が子どもの頃、放し飼いしていたシェパードの話は面白すぎる。 
小学校5年の時、親父と大喧嘩になり 
出て行け、こんな家、出て行くわいで家出して 
遠くはなれた隣町の公園でダンボールを敷いて寝てた時。 
朝方、ほおにポツポツ、まずい雨だ！とおもったら、 
飼ってたシェパードが迎えにきて、 
親子喧嘩の仲をとりもってくれたという。 

この犬、ひと山こえた親父の仕事現場まで 
毎日、首から弁当をさげて届けに行ってたという。 
ただある日だけは、いつまでたっても持ってこない。 
2時間がすぎ、3時間がすぎ心配してると 
やがて身体も弁当も泥だらけになって現れた。 
後ろには野良犬5匹をひきつれていた。 
弁当の臭いにさそわれて襲ってきた野良犬五匹を 
片っ端からやっつけ、親父の弁当を守り抜いたあげく 
野良犬をしっかり子分にして登場したという。 
ほんとに見上げた犬だ。 

しかし昔は犬の放し飼いも多かったし 
犬にとっても、人間にとっても 
おおらかな時代だったなあ。

いまシェパードなんか放し飼いにしてたら

いくら田舎でも新聞沙汰じゃなかろうか。